【異物混入対策】包装機ホッパー口にエアーカーテンを設置
出荷前の検品で、製品への異物混入が見つかりました。
工程を洗い直すと、包装機のホッパー口が開いたままであることに行き当たります。
塞げない開口部を、どうやって守るか
ホッパー口は上から製品を落とし込むための口です。
フタをすれば作業が止まるため、物理的に覆う選択肢はありませんでした。
そこで空気で遮ることにしました。
落下する製品は重さがあるため、横からの空気ではほとんど軌道が変わりません。
一方で飛来する虫やほこりは軽く、空気の流れに押し戻されます。
この差を利用して、製品だけを通す空気の膜をつくりました。

侵入経路が分からないのに、どこを守るか

どこから混入するかは分かりません。
一部でも空気が弱ければ、そこが入口として残ります。
狙いを絞るのではなく、開口部の全面を均等に覆う。
そのために、幅のある流れをつくれるフラットノズルを横一列に並べました。
高さは120mmのホッパーに対して110~160mmの範囲できる構造に。
実際の空気の流れは、現場で確認しながら調整しています。
1つ潰すと、1つ出てくる

対策は、打った時点で完成ではありません。
狙い通りに効いているか、別の不具合が起きていないか。現場に足を運んで確かめる必要があります。
設備を点検していたとき、ノズルの表面に油滴が溜まっているのを発見しました。
圧縮エアーに含まれる油分です。簡易フィルターは入れていましたが、取り切れていませんでした。
簡易フィルターでは能力が足りないと判断し、ドレンフィルターに交換。
圧縮エアーから水分・油分を分離するもので、以降ノズルに油滴は付いていません。

この事例のポイント
🛡️
塞がずに守る
投入作業をとめずに、開口部の全面を空気で覆います。
🔧
現場で合わせ込む
高さも流量も調整できる構造にし、実際の流れを見ながら決めています。
🔁
一度で終わらせない
設置後も点検を続け、足りない部分は直していきます。
